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コラム

まぜコン誕生秘話|まぜコンシリーズ

今回は、マルヤスのロングセラー商品混ぜない不思議な計量混合装置『まぜコン』の誕生秘話についてお話をしていきたいと思います。

混ぜない?不思議な?混合装置?

変わったキャッチコピーのまぜコンがなぜ生まれたのか、実際に開発に関わった社員を含めてお話ししていきます!

お話ししてくれるのは

謎の男しゅんぺいさん

技術部 部長補佐の石川さんです。

よろしくお願いします!

まぜコンの誕生秘話

さっそくまぜコンについてお話していきます

ロングセラー商品のまぜコンですが、創業当初は混合装置を作っていたわけではないんです

ね、しゅんぺいさん

 

その通り!

混合装置を開発するまでは、押出量を計量する独自システムを使った、プラスチックフィルムの厚みをコントロールする装置を作っていました

インフレーション成形法と呼ばれる成形を行っているところが主なターゲットでしたね

今まで「押出量を計量する」という観点でプラスチックフィルムを成形していなかったので、新たな方法として世の中にどんどん広めていったんですよ

 

昔は職人さんの技術に頼って作っていたから、Aさんがいないと厚みが一定のフィルムが作れない、なんてことも普通に起こっていたんです

だから我々マルヤスの装置が求められました、うちの装置を入れたらだれでも厚み一定のフィルムが作れますからね

で、次に我々が興味を持ったのはプラスチックフィルムの材料となるペレット原料同士を「混合する」ことです

 

石川さん!混合に興味を持った何十年も前は、今とは全く違う方法で混合していたんですよね?

 

確か…事前にペレット原料を混合して、混合済みの原料を空送、それからホッパーに入れていたと思いますね

なるほど…その時の何か問題点とか困っていた点が、もし分かれば教えてもらえますか?

 

空送することによって、ペレット原料の比重差による分級だったり、静電気による影響で分級して混合ムラが起きやすいといった問題がありましたね

混合ムラが起きると何が問題なんですかね?

 

混合ムラが起きると、次のような問題が起きてしまって、とても製品が作れるような状況ではないと思いますね…

 

流動性が変動する

 これは、プラスチックが押出成形機の中でどれだけスムーズに動くか、ということを指しています。この流動性は、プラスチックの種類や混ぜる割合、温度、そしてプレスされる力によって変わります。だから、もしも混ぜる割合が適切でなかったら、作り出す製品の性質も変わってしまいます。

樹脂圧が変動する

 プラスチックを押し出す際の力、つまり樹脂圧は、使用するプラスチックの種類や混ぜる割合によって決まります。混ぜる割合がズレることでもその力が変わる可能性があり、結果として、溶融樹脂を押し出す速度が一定でなくなってしまうことがあります

押出量が変動する

 これはプラスチックを押し出す押出成形機の中で、混ぜる割合や温度、圧力などが変わると、その分プラスチックが溶ける量やその速度も変わるということです。それぞれの要素がうまく組み合わさらなければ、製品を作るスピードが一定に保つことができなくなります。

実際に現場のお客様が混合ムラによる製品不良・クレームに悩んでいたのを目の当たりにして、

どうにか混合ムラをなくしたい!

という凄いエネルギーが漲ってきて、開発をはじめたわけなんです

混合ムラをなくことが出来る世の中にはなかった装置を全く新しい発想で作りはじめました

 

まぜコンはお客様の「困っているの声」から生まれた製品なんですね

 

そのとーり!

次回はまぜコンが混ぜなくても良いヒミツについてお話していきたいと思います!乞うご期待ください!

それではまたお会いしましょう

 

お読みいただきありがとうございました~

ところで何でしゅんぺいさんって…?

 

それはまたいつか…


今回のコラムを動画にしました。ぜひご覧ください。

https://youtu.be/M9m3dtMWR_0?si=FDUQpIQR3jdflUr5
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